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はぐるま堂からの

​腰痛について知っておいてほしいこと

日本語一般には、この病態、すなわち、重い物を持ち上げようとした時などに急に激しい腰痛が起こって立っていることさえ困難になる状態を、「ぎっくり腰(ぎっくりごし)」の通称をもって表す[1]。Wikipedia参照

ぎっくり腰はかなり広義な言葉で、「とりあえず急激に 腰回りに痛みが出たよ」ということを指してるだけだったりします

腰痛でよくなる痛み方やしびれ方で分類してみました

​ぜひご参考にしてください

​腰痛で多かった症状

​重いものを持ち上げた際に激痛が来た

重いものを持ち上げたときに痛むのは2つ

​筋肉を痛めたか椎間板を痛めたかによります

​どちらにしろ急性症状となりますので、アイシングや冷たい湿布を張りつつ安静にしましょう…

​こういう痛目方をしているときは、お風呂は絶対にダメ

​できるだけ冷やしてほしいですが、アイスノン見たいなものをつけていると冷えすぎて痛みが出る場合があります。そうならないように保冷材などで冷やす場合は保冷材にタオルを巻いてからにしましょう

​ベストは氷嚢だと思ってます

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​長時間座って立ち上がる際に痛む

​立ち上がる際に痛みが出て、完全に立つと痛みが抜ける方は、腸腰筋が固まっている場合が多いです

腸腰筋は、座っている間は縮む筋肉になります

なので日頃からの運動不足もあったりして縮む習慣が身についている人の場合がほとんどです

なおこのケースの場合はなぜか腰椎の一番下付近で反り腰になっている人が多いです

​浅く座る人が多いからなのか猫背になっているか方もいますね

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腸腰筋はこのイラストがわかりやすいかなと思います

常に膝が股関節の高さに近くなっていると縮んでいることが多くなり、そのまま固まるようになります

何分かごとに立ったり歩いたりするといいというのは、この腸腰筋が硬くならないようにするという予防行為なんですね

​ご自宅でも簡単にやれるストレッチもご紹介しておきます

これが一番簡単かなと思います

​これほどに腰をれなくても十分聞きます

​もちろんやりすぎないことと、症状自体が似てても違うものがありますのでご注意くださいね

​痛いところが腰というよりお尻と背中の間だ

​このケースは考えられることが二つ

椎間板の痛みもあるけど、ちょっと横にそれてるなら仙腸関節のズレだったりもある場所です

​仙腸関節がずれていると、なぜか反り腰になりやすくなる傾向があります

そのせいで椎間板の後ろが圧迫されてすり減り痛みが走ってるケースもあります

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​痛いところが腰というより背中と腰の間だ

これは姿勢の悪さで丸まっているのが下の方で丸まっている人に多いです

姿勢はそれほど悪くないという方で、この部分に痛みがあるという方は椎間関節の動きが悪くなってしまった状態になっていることが多いです。

​当院では矯正をしますが、ご自分で解消されるとなるとなかなか難しいかもしれません…

​この赤丸のところが椎間関節になります

ここの動きが何らかの原因で悪くなったときに痛みが出ますが

見た感じそれほど複雑な関節でもないので、矯正すると痛みが取れることが多いです

​この関節が異常を起こすのは12胸椎~1腰椎あたりが経験上一番多かったです

 

イラストのほうの赤丸の部分になります

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​片足がしびれる

​足がしびれるという状態についてです

なぜ足がしびれるのか

それは座骨神経の通り道、もしくは座骨神経として出てくる場所を圧迫しているから。

といわれていますが、昨今は意見がいくつか増えています

実はヘルニアというのは、若年層がなるものなのです

髄核という椎間板の中心部分がはみ出てくるのもをヘルニアといい、それ以外は椎間板症や脊柱管狭窄症といいます

年齢的にも高校生くらいまでがなりやすいです

そもそもレントゲンだけではヘルニアは判断できません

判断するにはMRIなどを使う必要がありますし、椎間板症も「減ってるよ」って言われる根拠が薄いです

もともとその厚さかもしれないので、その腰痛は椎間板が関係ない可能性もあります

若年層のヘルニアはしびれがひどいもの以外はほとんど手術しなくなってきています

それは「マクロフォージ」と呼ばれるものが出っ張った椎間板を削ってくれる作用があるからです

「マクロファージ」は骨格などの設計図を持っているのでそれに合わせて修正してくれます

昨今は脳が関係している場合があるといわれております

通常の認識の外側で、椎間板や脊柱管という脊髄が入っている管の状態を認識していて

しびれは脳自体の認識からきているという説もあるくらいですので、まだまだ意見が変わると思います

おっと話がそれました

それではしびれの状態によるものの説明です

​下の三種類の赤丸の部分がしびれることが多い場所です

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これは神経的には座骨神経になります

座骨神経の中身には「脛骨神経」「腓骨神経」と別れます

それがお尻のあたりで同じ管に入っているのを座骨神経と呼びます

圧迫されている場所などで、しびれの出るところが変わったりします

人によっても違うようです

​パターンはこの上記の3パターンが経験上多かったです

​両足がしびれる

この場合は、椎間板の根元の部分で神経の圧迫が起きていることが多いです

根元のほうでも片側性ヘルニアといったものもありますが、両方にしびれがある場合はレントゲンではなくMRIやCTを取った方がいいです

きちんと状況を把握しましょう

​それが一番の治療の近道です

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番外編:歩いていて転倒した

こんなにきれいに転ぶことは少ないと思いますが

転倒についてです

転倒した際、高齢者に多いのが背骨の部分がつぶれるケースです

骨粗しょう症などで骨が弱っていると、お尻から突き上げる力で

12胸椎と1腰椎がつぶれることがあります

そういった場合はなるべく動かさず、すぐ診察を受けるようにしましょう

股関節の骨折がある場合も動かすと大変です

高齢の方が転んだ際は、何ともなければいいですが

​できるだけ様子はうかがって、動けなそうなら救急車を呼びましょう

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ここまで読んでいただきありがとうございました

(あとがき)

よくレントゲンでヘルニア診断をされた、という話を聞いたり

ヘルニアになってるといわれた中年の方や、椎間板症などで年齢だからあきらめなさいと言われている方もいらっしゃると思います

各先生方のおっしゃることもいろいろな矛盾があったりなかったりします。

僕もすべてはわかりませんし、すべて治せるとも思ってはおりません。

しかしながらこれだけの数の整骨院・整形・整体院などがありますと

患者さん側の知識武装も必要かと思います。

なので、このような腰痛を説明したページを作らせていただきました。

肩こりやそのほかの症状のページも作ろうかと思います。

 

何か一つでも知識の足しになり

誰か一人でも腰痛の状態が良くなりますように祈っております。

 

整体ほぐしの整骨院

はぐるま堂 院長内田

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