ゴルフ肘・テニス肘の施術の考察(はぐるま堂Ver)
- 内田 恵介
- 2024年11月29日
- 読了時間: 2分
ゴルフ肘は「上腕骨外上顆炎」もしくは「上腕骨内上顆炎」と言います。典型的なゴルフ肘は内側の関節の肘の曲がるところにあるでっぱりの部分に痛みを出します。
上記の画像のような感じで施術していますが、肘の内側と外側の施術だけでよくなるケースが少なかったんです。当院ではどちらかというと、手首を曲げると伸ばす筋肉に対して施術しています。
症状として
手をぐっと握ると痛い
ゴルフの時に打つと痛い
テニスの時にラケットを振るもしくは打つと痛い
クラブを持ち上げられない
こういった症状があります。
テニス肘とゴルフ肘は同じものです。ゴルフで多いのは肘の内側が痛いというのが一番多いですが、テニスの場合は内側、外側、あと肘の後ろ側と三種類あります。
テニスの肘の痛み
バックハンドエルボーバックハンドのときに肘の外側が痛くなる上腕骨外側上顆炎といいます
フォアハンドエルボーフォアハンドのときに肘の内側が痛くなる上腕骨内側上顆炎といいます
サーブエルボーサーブするときに肘の後ろ側が痛くなる三頭筋付着部の炎症
というエルボーがあり、ゴルフはこのフォアハンドエルボーと同じ、上腕骨内側上顆炎という名前になります。
これは腱が付着している場所の炎症です。
当院では
当院では基本的に腱が付着している場所にはあまり施術せず、付着している筋肉のほうの施術をしています。筋肉の動きが戻らないうちは、腱の炎症がなかなか引いてくれません。
筋肉の堅さを取らず炎症だけ抑えようとしてもなかなか治まらず、良くなってきたかな?というタイミングでテニスやゴルフをすると、また痛みが出てしまいます。
そこで筋肉の動きをもとに戻し、腱に負担がかかりにくくする必要があるのです。
当院ではテーピングも行っております。左巻きと右巻きがありますが、どちらがいいのかは個人差と使い方の違いで変わるようです。

あまり効果を感じられなかったので、一般的な手首から肘にもっていくテーピングは使っていません。
ゴルフの場合はスイングの改善は必要です。あとダフらないようにも。テニスの場合はガットのゆるみやグリップの大きさの調整か確認はした方が良いです。あとサーブエルボーには、サーブの時のボールの高さは特に関係あるようです。
クラブやラケットを握れなくなった方もきちんと復帰できているので、状態が悪い方や気になる方はご相談ください。
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